オーストラリア
AUSTRALIA
アルバニー
1826年12月26日、イギリス海軍エドモンド・ロッキャー少佐に率いられ、本国からの囚人と兵士が流刑地を建設する目的でプリンセス・ロイヤル・ハーバーに降り立ちました。西オーストラリアにおける最初のヨーロッパ人の植民地であるこの町は、当初は陸軍最高司令官のフレデリック・オーガスタスの名前を拝しフレデリックスタウンと呼ばれていましたが、彼はヨーク・アルバニー公であったことから1832年にはアルバニーと改名されました。蒸気機関車の給炭地として、国内の富裕農家向けには商業店舗地として、高利益をもたらす捕鯨産業拠点として瞬く間に町は繁栄しました。フレンチマン湾はオーストラリア最後の捕鯨拠点で1978年に操業を終え、現在ここには世界でも最大規模のクジラ博物館が建設されています。
アルバニーは人口約25,000人の人里離れた小さな町なので、探検しがいのある楽しい町です。クジラ博物館を訪れたり、素晴らしいワイナリーに行ってみたりと、見どころを探して町を歩いてみてください。
シドニー
シドニーには代表する二つの優美なランドマーク、ハーバーブリッジとヨットの帆を模したオペラハウスがあり、客船から見ると、さながら一枚の背景画のように思わせてくれる美しい港町です。
シドニーでは、国際都市の中心地から、何キロメートルにも渡る美しいビーチ、ブルー・マウンテンズに至るまで、たくさんのアクティビティが楽しめるスポットがあります。
このオーストラリア国内最古で最大の街は、1788年に移住して来た760人ものイギリス人受刑者により開拓されました。現在シドニーは南太平洋で最大の港であり、魅力的な訪問地として人気を博しています。
主な見どころ
①シドニー・オペラハウス
近代建築の最高傑作であるこのオペラハウスは、オーストラリアのシンボルとなっています。ここは世界に誇るパフォーミング・アート・センターとしての評判を得てきたほか、世界遺産にも登録されています。
②シドニー・ハーバー・ブリッジ
シドニーのビジネスの中心地区とノース・シドニーを結び、地元の人々から「コート・ハンガー」の愛称でも親しまれているシドニー・ハーバー・ブリッジは、世界で最も橋梁が長く、高さのある鉄骨アーチの橋です。
③ブルー・マウンテンズ
かつてこの地域の砂岩でできた断崖絶壁は、通り抜けることができないと思われていました。しかし現在は、西ニューサウスウェールズにある古代渓谷や生い茂った森、滝などへの主要な玄関口となっています。
④フェザーデイル・ワイルドライフ・パーク
オーストラリアで最も広い、オーストラリア固有の動物を保護している自然動物公園のひとつです。シドニーの中心地からも簡単に行くことができ、たくさんの動物たちと実際に触れ合うことができます。
⑤ボンダイビーチ
ここは、周辺に住む人々や観光客にとって、オーストラリアで最も人気のあるビーチのひとつです。1キロメートルほど広がる砂浜では、毎年たくさんのお祭りやイベントなどが行われます。
⑥マックォリーズ・チェアー
「レディ・マックォリーズ・チェアー」としても知られているこの名所は、かつての総督だったマックォリーが妻であるエリザベスのために岩を削って作りました。ここからは、シドニー・ハーバーの素晴らしい景色を眺めることができます。
ホバート/タスマニア島
ホバートは1804年に建設された90を超えるナショナルトラストの建物が点在しており、植民地時代の特徴と洗練された大都市のライフスタイルが一体となった都市です。
ダーウェント渓谷から下流域に押し出されたように街が広がり、背後にはウェリントン山がそびえ立っています。
また、街の歴史的遺産の多くが歴史上重要なウォーターフロント地区に集中しており、街の北部は広大な女王領の低木や樹木が点在する草原に広がっています。
タスマニアのアクティビティの多くはホバートから簡単に行ける距離にあり便利です。
主な見どころ
①ワイルドライフ・パークス(ボノロング・コンサベーション・パーク)
ここは野生動物保護区です。怪我をしたり、孤児になったりしたカンガルーやタスマニアンデビル、コアラなどのタスマニア原産の動物を回復させて、自然に戻すことを目的としています。
②リッチモンド
1800年代初めに入植地となったこのジョージ王朝風の町には、最古のローマカトリック教会やオーストラリア最古で現在も使われている橋など、歴史的魅力に溢れています。
③マウントフィールド国立公園とラッセルフォールズ
うっそうとしたシダの大木から高山植物まで、驚くべき植物の多様性が楽しめます。熱帯雨林の中の小道を歩いていくと、世界で一番高い木のひとつを見ることができます。
④ポート・アーサー
かつてのオーストラリア最大の流刑地。1万2千人以上の英国人囚人がそのゲートをくぐりました。現在は観光名所となっており、ユネスコの世界遺産となっています。
⑤サラマンカプレイス
かつての倉庫地区で、現在では芸術家たちのコミュニティーになり、レストラン、ギャラリー、ブティックが並び、活気ある人気スポットになっています。
⑥王立タスマニア植物園
1818年設立のオーストラリアで2番目に古い植物園。この国最大の温帯気候植物のコレクションを誇り、中国の植物のコレクション、日本庭園もこの植物園の呼び物となっています。
マーガレットリバー
色鮮やかな海岸沿いのこの町は、魔法にかけられたようにゆったりとした時間が流れていて、素晴らしい自然とアクティブなレジャーの数々が楽しめます。とても長い桟橋の近くには、光輝く白砂のビーチ、太陽の降り注ぐ海辺の村々があります。マーガレットリバーの魅力はそれだけにとどまらず、120ヶ所以上の高級ワイナリーへと続きます。また太古の洞窟には地下世界が広がっていて、びっくりするような鍾乳石や石筍、ヘリクタイトのようないろんな形の堆積物が見られます。そして、考古学として定着した興味深いアボリジニ文化、曲がりくねった田舎道や雄大な景色の完璧ともいえる風景もお楽しみください。
メルボルン
ビクトリア州はオーストラリア大陸にある一番小さな州ですが、その首府メルボルンは非常に大きな都市です。1,851平方キロメートルの範囲内に不規則に広がった都市メルボルンは芸術、ファッションなどの中心でもあり、フレンドリーな270万人のオーストラリア人が生活しています。
街の中心部はゴールデンマイルと呼ばれる行政と商業センターとなっており、ホテル、商店、レストラン、劇場などが集まる場所で散策しやすい街です。
かつてはニューサウスウェールズ州の一部だったビクトリア州は、1851年に独自の植民地となりました。金が発見されると、メルボルンは重要性を増し、現在のようになりました。
主な見どころ
①ヤラバレーとダンデノン丘陵
フランスやイタリアに匹敵する世界的なワイン生産地として知られる肥沃な渓谷を巡り、ダンデノン丘陵の人目に付かないシダの低湿地、そびえる樹木、小さな村々などを訪れます。
②王立植物園
広大な王立植物園は世界で最も素晴らしい庭園のひとつに数えられています。ヤラ川のサウスバンク地区に位置し、メルボルンの中心部から5分程の距離にあります。
③バララット:ソブリンヒル
時代を遡り、オーストラリアのゴールドラッシュ時代を体験してみましょう。砂金をすくい、 1850年代の喧騒を再現した受賞経験のあるインタラクティブな屋外ミュージアムを楽しみます。
④ヒールズビル・サンクチュアリ
カモノハシ、コアラ、エミュー、タスマニアンデビル、コトドリ、ウォンバットなど200種類を超えるオーストラリア固有の野生動物を未開発の自然環境で間近に見ることができます。
⑤パッフィンビリー蒸気機関車
この100年前の蒸気機関車は、世界で最も人気のある蒸気機関車遺産のひとつです。景色の良いダンデノン丘陵の山岳路線を1900年代初頭と同じように今も走っています。
⑥クイーンビクトリア・マーケット
1878年にオープンしたこの巨大な青空マーケットはメルボルンの名所のひとつです。新鮮な農産物や肉製品、衣類、家庭用品、土産物まで、様々な物を販売するお店でお好みの品をお選びください。
フリーマントル
スワン川河口に位置する歴史あるフリーマントルは1829年に建設され、西オーストラリア州の首都パースへの玄関港となっています。フリーマントルから約24km上流のスワン川沿いに位置するパースは、超高層ビルと植民地時代からの優雅な砂岩造りの建物が共存する活気ある街です。現地に流れるペースはゆったりとしていますので、滞在中は身を任せてリラックスし、西オーストラリア辺境の恩恵をご堪能ください。神秘の宝庫である未開地から、スワン・バレーのワイナリーまで。極上のショッピングから、スワン川での船上クルーズまで。幅広くお楽しみいただけます。
ここ数十年のパースの急激な発展は古い歴史あるフリーマントルの港にも波及し、西オーストラリア州の約70パーセントの人々がパースもしくはその周辺に住んでいます。
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