アラスカ
ALASKA
ケチカン
アラスカ最南端の街ケチカンは、シアトルからアラスカの各都市を結ぶアラスカ・マリンハイウエイの最初の寄港地。この地では古くから先住民族のクリンキット族が狩猟生活を送っており、ケチカンとは彼らの言葉で「羽を広げた鷲」という意味。街近くにある滝の名前にもなっています。
1887年に白人が入植し始め、開発が進められると、その翌年には金が発見され、ゴールドラッシュに。しかし、1900年代に入りゴールドラッシュは衰退。以降、漁業と林業が主な産業となり、現在ではアラスカ州第4の街として発展しています。
自然景観に恵まれたケチカンは、トーテムポールなど先住民族の文化遺産も多く残っています。付近にあるミスティフィヨルド国定公園は雄大な景観と多くの野生生物が生息することで知られています。また、「世界のサーモンキャピタル」と呼ばれる付近の海は、スポーツフィッシングのメッカとして人気があります。
主な見どころ
①アウトドア・アドベンチャー
これ以上アウトドアを楽しめるところはないとも言えるアウトドア好きにはたまらない場所。犬ぞりやホエール・ウォッチング、ハイキング、自然観察、ジップライン空中散歩など楽しみましょう。
②トーテムバイト歴史公園
静かな森林地帯にあるこの公園には、14 本のトーテムポールがあり、それぞれに物語があります。19 世紀の集会小屋も再現され、先住民族のクリンキット族やハイダ族の生活を見ることができます。
③アラスカ・レインフォレスト・サンクチュアリー
面積0.16 平方キロメートルの森林保護区には白頭鷲、クロクマ、アザラシ、鳥類がいるほか、トナカイ群れや鷲が飼育されており、敷地内では、トーテムポール職人の実演も見ることができ出来ます。
④ミスティフィヨルド国定公園
自然によりゆっくりと形づくられたフィヨルドのドラマチックな自然美を体感しましょう。2,000平方キロメートルの公園内には垂直に切り立った花崗岩の崖があり、滝や透明な湖などもあります。
⑤アラスカ木こりショー
世界チャンピオンのアスリート達が大型鋸による早挽き、斧投げ、木転がしやスリリングな高さ45メートルの木登りを競い合い、古き良き時代のアラスカの原風景を垣間見ることができます。
⑥ジョージ・インレット・ロッジ
1940年代、缶詰工場宿舎だった歴史あるロッジは、ケチカンから南へ24キロほど行った入江にあります。ここで使用されている木材は、112 キロメートル以上の距離をいかだで引かれてきたものです。
ウィッティア/アンカレッジ
氷河によって浸食されたフィヨルドの雄大な景観と豊かな野生生物で知られ、プリンス・ウィリアム湾の西端に位置するウィッティアは、第二次世界大戦時に軍用の海上輸送の拠点として開かれた町。現在290人の人口のほとんどが漁業か観光業に従事し、カレッジ・フィヨルドや氷河への観光船が発着しています。戦時中に作られた鉄道トンネルでアンカレッジと結ばれる以前は孤島であったこの町も、最近北米一の長いトンネルが開通し、プリンセスなどの大型クルーズ客船も発着する港として発展しています。
※ウィッティアのツアーは、引き続き乗船しバンクーバーで下船される方、ウィッティアにてクルーズを終了される方でアンカレッジ空港より下船当日夜のフライトで出発される方、またはアンカレッジに一泊される方が参加できます。クルーズツアー参加の方で初日にアンカレッジで過ごされる方のみ参加いただけますが、他のクルーズツアーの方はご参加いただけません。
主な見どころ
①プリンス・ウィリアム湾
北米で自慢の潮間氷河で、この素晴らしい深海の入り江には、数多くの海洋生物が暮らしています。
②ポーテージ氷河
アラスカで最も人気があり、刺激的な見どころです。大きな氷の塊が海に落ちる際に鳴り響く音が聞けるかもしれません。
③ターナゲン入り江
ターナゲン入り江への道のりは素晴らしく、息をのむような山々や入り江の景色、野生動物など見ることができます。
④アリエスカ山トラム
標高701メートルの山頂にある展望台からは、山々にぶら下がるような氷河や常緑樹、きらきら輝く川などのパノラマを望めます。
⑤スワードハイウェイ
アンカレッジとスワードを結ぶスワードハイウェイ。ハイウェイ沿いには、野生的なアラスカの景色が続きます。
⑥アンカレッジ
素晴らしい自然に囲まれたモダンな都市で、州最大の街。ネイティブアメリカンの文化やショッピング、食事などが楽しめます。
ジュノー
アラスカ州の州都、ジュノーの歴史はふたりの鉱山師、ジョー・ジュノーとディック・ハリスが今も街の中央を流れる小さな川の中から豆粒ほどの金塊を見つけたことから始まりました。これが世界最大級の金鉱床の発見につながり、アラスカは第1次ゴールラッシュの時代に入りました。第二次世界大戦終了時には、1億5千万ドルを超す金が採掘されましたが、やがて金鉱は閉鎖され、現在は州政府や合衆国政府の建物が並ぶアラスカの政治の中心地として栄えています。
ジュノーの人口は約3万人、面積は8,060平方キロメートルでスウェーデンのキルナ、アラスカのシトカに次いで世界で最も広い街のひとつです。現在のジュノーは、金の採掘の歴史やアラスカ州都としてだけでなく、航海しながら風光明媚な美しい自然と氷河の景観を楽しめる観光地として知られています。
主な見どころ
①メンデンホール氷河
メンデンホール氷河は全長19キロ、幅0.8キロ、深さ90メートルから500メートルあります。ジュノー氷原からメンデンホール湖まで広がっており、1700 年中期からゆっくり後退し続けています。
②ホエール・ウォッチング
4月から11月の間、何百頭ものザトウクジラが子育てのため北インサイド・パッセージ海域を通り、その飛び跳ねる姿を見ることができます。シャチもジュノーで見ることができます。
③氷河飛行
巨大なジュノー氷原上空を飛行します。空からでしか行くことができない氷河の上。上空からは、ギザギザと尖った氷河、壮観な氷瀑と雄大な岩など貴重な景色を眺めることができます。
④マコーレー サーモン孵化場
サーモンは 6月中旬から10月まで、産卵のため川を130メートル上流まで登ってきます。デッキからその孵化の様子が見られます。アクアリウムでは、この地域の海の生態を見ることができます。
⑤犬ぞり
アラスカでは、犬そりは競技のひとつ。マッシャーと呼ばれるプロのそりの運転手が素晴らしいパートナーの犬たちを紹介してくれます。犬の訓練地に行くことができれば、車輪のついたそりを体験できるでしょう。
⑥ロバーツ山トラム
トラムに乗れば、わずか5分で標高540メートルのロバーツ山の頂上まで登ることができ、頂上からはパノラマの景色をお楽しみいただけます。山頂にはトレイルや売店、展示室などがあります。
スキャグウェイ
スキャグウェイはゴールドラッシュの時代に誕生した町で、何千もの一攫千金を狙う鉱山師達が、カナダのユーコン地方から山を越え、金を求めてやってきました1898年には人口2万人のアラスカ最大の町になり、ホテルや酒場、博打場等で賑わう一方、約1万人が町の近くにテントを張って生活をしていました。1900年、ノームに新しい金鉱が発見されると鉱山師たちはこぞって移動し、人口も急速に減ってしまいました。
現在のスキャグウェイは人口僅か千人弱ですが、町の中心の「ブロードウエイ」を始めゴールドラッシュ時代の面影が残った町です。「トレイル・オブ’98博物館」では、開拓時代の人々の生活の一端を窺う事ができます。また、世界でも数少ないナローゲージの鉄道を走るクラシックな蒸気機関車やディーゼル機関車で、ホワイトパスへの列車の旅も楽しめます。
主な見どころ
①ホワイトパス&ユーコン鉄道
スキャグウェイとカナダのユーコンを結ぶ景観鉄道です。標高873メートルのホワイトパス山頂まで、往復65キロに及ぶ鉄道の旅はきっと忘れられないものとなるでしょう。
②クロンダイク・サミット
標高1,000メートルにあるクロンダイク・サミットは、ホワイトパス・サミットとも呼ばれ、息をのむような滝、氷河、景観を見ることができます。
③ゴールドラッシュの歴史
1800年代のユーコンのゴールドラッシュの歴史を紹介します。キャンプの様子、砂金を取る皿、鉱山師についての展示があり、当時、どのような生活を送っていたのかがわかります。
④ユーコン(カナダ)
ユーコンは幅広い水路が広がる自然地帯です。スキャグウェイからユーコンへの104キロの道のりは、青々とした沿岸の景色から始まり、徐々にゴツゴツした荒野に変わっていきます。
⑤ヘインズ
ヘインズには無垢の美しさが残り、多くの野生生物が生息しています。スキャグウェイより水路で22キロほどのところで、白頭鷲の群れが生息し、最長のフィヨルドがあります。
⑥レッドオニオンサルーン
ゴールドラッシュ時代、レッドオニオンサルーンはスキャグウェイで最も高級な売春宿でした。その色鮮やかな建物は、今やバー・レストランとなり国立歴史建造物となっています。
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