クルーズで出会った老後の楽しみ

クルーズで出会った老後の楽しみ

プリンセスクルーズとの出会いは、今から14年前。
以来、クルーズの虜になり、毎年数回乗船し、船内イベントでゲームやバンドに合わせて妻と社交ダンスを踊ることが楽しみとなりました。
毎日プリンセスパターで“今日のゲームは何だろう?”と、チェックするのが恒例となった頃、いつもはスルーしていた“卵落とし大会”に何故か目が留まったのです。これが私と“卵落とし大会”の出会いであり、クルーズライフを一変させました。
初めて“卵落とし大会”に参加を決めた時は何も準備をしていなく、次の寄港地だった小樽港の100円ショップで色々な品物を帰船時間ギリギリまで買い揃え、急遽制作し、大会に臨みました。
10月末だったこともあり、テーマは“ハロウィーン”とし、魔女の帽子をパラシュート代わりに、卵の割れ防止にはパンダのポーチを使いました。
ジャッジは乗客の拍手の大きさ。初“卵落とし大会”の結果は、『空飛ぶ魔女パンダ』が好評で卵も割れず、デザイン賞を受賞! スパークリングワインを頂きました!
これが病みつきとなり、船旅が終わると次の船旅に向けて、卵落とし大会の構想を考える日々。最初は100円ショップの品物を使って即席で作っていたものが、いつしか趣向を凝らした作品を考えるようになりました。
ペットボトルや発泡スチロールを使って、ダイヤモンド・プリンセスの船形を作ったり、趣味である折り紙を取り入れ、落ちる瞬間に和傘や折鶴が舞うようにしたりと、私の卵落とし熱は増々膨らんで行きました。
ただ一つ難点なのが、卵落とし大会は一人では参加出来ないこと。卵を落とす人、拾う人が必要だからです。毎回妻に拾ってもらうのですが、ちょうど卵落とし大会のイベントと、ホライゾンコートでイクラが振る舞われる時間が重なる事が多く、妻は大好物である、「イクラが食べられない」と怒り・・。
普段は妻に絶対服従の私ですが、この時ばかりは譲れず、怒られながらも大会に臨んでいます。賞をゲットし、スパークリングワインが貰え、妻の機嫌が直ることを願いつつ・・。
現在、来春の船旅に向けて、3年がかりで構想した卵落としを披露できる日を楽しみにしています。

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